相模鉄道(相鉄)と東急電鉄は、2023年3月の開業を予定している「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」のPRロゴおよび駅ナンバーを決定しました。
開業ロゴ入り記念グッズも発売
新規開業区間は相鉄線の羽沢横浜国大駅から東急線の日吉駅までの約10.0kmで、「相鉄・東急直通線」の事業名で独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構により建設が進められてきました。開業後は相鉄本線・さがみ野線および東急東横線・目黒線方面への相互直通運転が開始し、横浜市西部や神奈川県央部から東京都心、さらには埼玉県につながる広域鉄道ネットワークが完成します。また、新横浜駅からの新幹線へのアクセス向上も期待できます。
相鉄線と東急線が「新横浜駅でつながる」をコンセプトに、開業をPRするロゴが両社の協力により制作しました。東急3020系、相鉄21000系という両社の代表的な車両を並べて表現した「シンボリックロゴ」は、両社の社員投票によりデザインが決定したそうです。また、新路線に親しみを持ってもらえるよう、相鉄のキャラクター「そうにゃん」と、東急線キャラクター「のるるん」が手をつないだ「キャラクターロゴ」も併せて制作されています。
これらのロゴを使用した開業記念商品や関連グッズも展開されます。相鉄ローゼン(本社:横浜市)、東急百貨店(本社:東京都渋谷区)、東急ストア(本社:東京都目黒区)およびオンラインストア「TOKYU STYLE」などで順次発売される予定です(開業PRロゴや駅ナンバーのデザインなど詳細は下の図表を参照)。
新横浜経由の定期券で新サービス
今回、駅構内の案内サイン、車内ビジョンの路線図などに使用される「駅ナンバー」も発表されました。相鉄新横浜線では羽沢横浜国大駅に「SO51」がJR直通線の開業時から制定されていますが、新横浜駅は連続して「SO52」となります。東急新横浜線は路線カラー「紫色」と路線シンボル「SH」で案内され、駅ナンバーは新横浜駅「SH01」、新綱島駅「SH02」、日吉駅「SH03」の順となります。
開業まで約半年となり、両社はさまざまなキャンペーンやイベントを連携して実施し、開業の機運を盛り上げたい考えです。
一方、相鉄が2022年8月9日に発表していた、直通線定期券をお持ちの方が横浜駅でも乗り降りできる新サービスの名称が「YOKOHAMAどっちも定期」に決まりました。相鉄新横浜線の開業日以降、「西谷駅〜新横浜駅」を有効区間に含むIC通勤定期券なら、追加運賃を支払うことなく相鉄本線の横浜駅でも下車・乗車することができます。これにより、平日は直通線経由で乗り換えなしで都心に通勤し、休日は横浜駅周辺でお買い物を楽しむといった利用スタイルが実現します。